真空断熱遮断弁

真空断熱遮断弁／ストップバルブ、すなわち真空ジャケット遮断弁は、VI配管およびVIホースシステムにおけるVIバルブシリーズで最も広く使用されています。主配管と分岐配管の開閉を制御します。VIバルブシリーズの他の製品と組み合わせることで、より多くの機能を実現できます。

真空ジャケット配管システムにおいて、最も大きな冷熱損失は配管上の極低温バルブから発生します。真空断熱材ではなく従来型の断熱材を使用しているため、極低温バルブの冷熱損失容量は、数十メートルの真空ジャケット配管の冷熱損失容量をはるかに上回ります。そのため、真空ジャケット配管を選択しても、配管両端の極低温バルブには従来型の断熱材を使用しているお客様が多くいらっしゃいます。この場合も、依然として大きな冷熱損失が発生します。

VI遮断弁は、簡単に言えば極低温バルブに真空ジャケットを装着したもので、その独創的な構造により、冷却損失を最小限に抑えています。製造工場では、VI遮断弁とVIパイプまたはホースが一体化された配管があらかじめ用意されているため、現場での設置や断熱処理は不要です。メンテナンスにおいては、VI遮断弁のシールユニットは真空チャンバーを損傷することなく容易に交換できます。

VI遮断弁には、さまざまな状況に対応できる多様なコネクタとカップリングが用意されています。また、コネクタとカップリングはお客様のご要望に応じてカスタマイズすることも可能です。

HLは、お客様からご指定いただいた極低温バルブのブランドを承り、真空断熱バルブを製造いたします。ただし、バルブのブランドやモデルによっては、真空断熱バルブとして製造できない場合があります。

VI バルブ シリーズについて、さらに詳しい個別のご質問は、HL 極低温機器に直接お問い合わせください。誠心誠意対応させていただきます。